STORY
あなたと、水と、緑の日々。
部屋の中に現れたオアシス。
出会ったのは、緑の眩しさと水のリズム。
どこか懐かしく、それでいて新しい。
抱きしめられるほどのキャンバスに
色とりどりの自然を思い描く。
ゆっくりと、それを育てていく日々。
どんな場所でも溶け込むシルエット。
いつでも癒しを与えてくれるオアシス。
光を受けて日ごとに変わるその姿に、
いつしか夢中になっていた。
めぐり巡る水の流れ。
めぐり巡る川の流れのように、
小さな生態系が輪となり、
この空間で時が続いていく。
陽とともに、生き物は目覚め、水草は葉を広げ、
光の粒はゆらゆらと漂い、溶けていく。
当たり前にある存在だからこそ、
日常でかけがえのないものになる。
寄り添うように、見守るように、
ここにある自分だけの楽園。
憩いのひととき。
忙しい日々のなか、休日がやってきた。
うたう水面と、おどる葉がおりなす
舞台を
いつも特等席に座って眺める。
彼らは決まって同じ表情をみせないから、
いつも目が離せない。
誰も知らない、自分と彼らだけの
憩いのひととき。
ちいさく、たのしく、かろやかに。
花を部屋に飾るように、
水草を心向くままに飾ってみる。
そのちいさな水槽には、
ちいさな生態系が息づいている。
日常の中に生まれる新しい時間。
自分らしさのスタイルを、彼らとつくっていく。
たのしく、かろやかに。
日々に色どりが生まれた。
彼らと出会ったその日から。
彼らと過ごす、
ちいさな喜び。
物語は、続く。
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