2021.04.30
DOOA STYLE #9 遠くリベリアの奥地、マノ川支流のほとりを見つめる。
アヌビアス・グラキリスが勢いよく展開するこのレイアウトは、湿度30~40%の部屋で管理しています。比較的乾燥にも強く、ネオグラス エアでの抽水から陸生栽培に向く種類ということがわかります。とはいえ、朝・昼・夕の霧吹きは必要で、葉水による保湿は艶のある大きな葉を展開させます。私の憧れの地の一つであるリベリア西部の密林地帯にはアヌビアス・グラキリスが分布しています。1日に3時間と日が差さないような川岸に、ボルビティスやコケなどと共に葉を広ろげているようです。熱心な水草愛好家にとって、ジャングルをかき分け、一度でも彼らの自生地を自らの目に焼き付けたいと憧れを抱くことは、至極真っ当なことではないでしょうか。しかしながら、現実はそれほど容易なことではなく、多くの壁が立ちはだかります。それを打破できる者は、強く純粋な探求心の持ち主なのでしょう。この水景にはそんなロマンも含まれています。
DATA
■ネオグラス エア 20×20×8(㎝)
■トロピカルリバーソイル
■万天石
[植物]
アヌビアス・グラキリス
コツボゴケ
ツヤゴケ
ハイゴケ
シノブゴケ
制作 岩堀 康太
■ネオグラス エア 20×20×8(㎝)
■トロピカルリバーソイル
■万天石
[植物]
アヌビアス・グラキリス
コツボゴケ
ツヤゴケ
ハイゴケ
シノブゴケ
制作 岩堀 康太