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システムでタノシム 第8回「適応を楽しむ」

手軽にレイアウトと植物の育成が楽しめるDOOAのシステム水槽。その日常管理をNAC部屈指のメンテナンス技術者 柴田が実践を交えながらご紹介。今日も管理やってます!

新芽を展開し環境に適応していく植物たち


植栽した陸生植物がパルダ30の環境に適応した新芽を展開するように、制作当日から1週間はミストフローを「3時間作動→30分停止」の繰り返しでルーチンを設定、停止中の30分間で水槽内の状況をよく観察します。この期間はサーキュレーションファン 40は作動させずに水槽内の湿度を高い状態で維持して、順化させることを優先させました。植物が底床に新しい根を張り始め、新芽の展開が見られるようになったタイミングでミストフローのルーチンを「2時間作動→1時間停止」に変更し、少しずつ低湿度に馴らしていきます。ミストフローを長時間作動させる期間には底床部分の水抜きとボックスへの水足しをこまめに行います。
DATA (制作から4週間)
ミストフロー:3時間作動→30分停止の繰り返し
サーキュレーションファン 40:常時停止
ボックスへの給水:3日に1回2ℓ

 
Point 01 順化のための湿度維持
ミストフローの作動時間をパワーコードS-70で管理。初期は高湿度を維持して植物を環境に慣れさせます。
ミストフロー

 
Point 02 根張りの見極めは新芽の展開で
新芽の展開が見られたら、根張りが進んでいる合図です。根が張れば今後の安定した生長が期待できます。
無事に新芽を展開したマコデス・サンデリアーナ。

 
Point 03 環境に合った葉の変化を比較
植栽直後と現在の葉の変化を写真で比較すると、順化が進み葉が入れ替わっていることがわかります。
右:制作当初/左:4週間後
ソネリラ・ドンナサメンシス。葉の表面の毛の量にはっきりと違いが見られる。
根元の乾湿の差ができやすい流木の先にランを植栽。

SERIALIZATION

“システムでタノシム”

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