DOOA

  1. HOME
  2. NEWS
  3. category : REPORT
  4. 自然水景が織りなす芸術的表現の素晴らしさを共有する場 – ネイチャーアクアリウムフェスティバル開催

自然水景が織りなす芸術的表現の素晴らしさを共有する場 – ネイチャーアクアリウムフェスティバル開催

インドで3日間に渡り開催された「ネイチャーアクアリウムフェスティバル」では愛好家が一堂に集まり、さまざまなイベントが行われ大盛況のうちに幕を閉じた。この記事ではその模様をお届けします。
TEXT=Still Water Aquatics代表 Adip Sajjan Raj氏
ネイチャーアクアリウムフェスティバルはバンガロール(インド)にて2019年2月21、22、23日の3日間に渡り開催されました。ネイチャーアクアリウムホビーの人気の高まりを受け、ネイチャーアクアリウム愛好家が一堂に集まり自然の美しさについて語り合い、学びそして感銘を受ける機会が必要であると考えていました。
ホビストはこのフェスティバルを通して、愛好家達と触れ合い、更にTGIACの受賞者からインスピレーションを受けました。このフェスティバルを通してネイチャーアクアリウムが更に広がり、ホビストにとって忘れられない経験になるよう様々なアクティビティを企画し、フェスティバルの成功に向けてチーム一丸となって取り組みました。

フェスティバルでは著名人による講演、コンテスト、ワークショップ、水草販売、自然散策ツアー、親交会、ファッションショーなどが開催されました。イベントはTGIACの受賞者への表彰祝賀会で締めくくられました。

 

DOOA システムテラ30を使ったワークショップ – 講師:LC Chan

マレーシアからLC チャン氏(ADA マレーシア代表)を講師として迎え、DOOAシステム テラ30のセットアップ方法を1から順々に説明。
参加者は実際にテラ30を使ってセットアップを行い、盛り上がりとエネルギーに満ち溢れたワークショップとなりました。

夢に描く水景 – 講師: Dave Chow

心に描く水景をどのようにスケッチするか。スケッチの方法と、それをどのように実際の水景に反映させるのか、香港からデイヴ・チョウ氏がその秘訣を伝授。

水草販売

目で見て、音で聞き、そして色でネイチャーアクアリウムを感じて欲しいと思い企画したイベントの1つが水草マーケット。数多くの水草が販売され、参加者は初めて見る水草にとても興奮していました。

ツリーウォーク in ラールバーグ

インド各地から集まってくれた参加者達。彼らの中には自然に触れる機会が少ない地域で生活している人もいました。そこで真の自然を経験し、自然に囲まれるとどんな気分なのか実際に感じてもらう為にラールバーグ植物園でツリーウォークを企画。参加者は、自然を愛する事、そして自然と共存する事の大切さを学びました。

水景制作実演 – 講師:Dave Chow

デイヴ・チョウ氏による水景制作実演。言うまでもなく、会場は大興奮に包まれ、彼のユニークな制作スタイルは参加者全員を驚かせました。

90P水槽を使った水景制作実演 – 講師:Guarav Singh

TGIAC2018で1位を獲得したGuarav Singh氏による90P(ADAフルセット)を使った水景制作実演。この水槽は現在、ADAインド代理店Still Water Aquaticsのギャラリーに展示されています。ホビストの間では顔馴染みであるGuarav氏の水景は、参加者達からとても高く評価されました。

水景コンテスト

参加者は3つのグループに分かれ、様々な素材を使って45Pの構図制作を行いました。限られた時間内で、他のチームよりも良い構図を制作すべく、それぞれのチーム一丸となって制作に取り組みました。

構図制作の秘訣 – 講師:LC Chan

水景制作技術を向上したいと言う参加者の強い熱意に答え、LC チャン氏が様々なタイプの構図における制作の秘訣、どのように見る人を感動させる水景を製作するかを細部に渡り伝授。
制作技術だけでなくホビスト達の心の成長にも繋がるワークショップとなりました。

ADAアンバサダー任命式

「ADAアンバサダー」の任命式が行われました。この式典で彼らは、ADAアンバサダープログラムが教えてくれた事、このプログラムに参加して変わった事、そしてアクアスケーピングとADAが作り出す芸術をより深く理解し、その素晴らしさを伝えられるアクアスケーパーとして成長できたことなどについてコメントしました。
*ADAアンバサダー:https://adaindia.in/ambassador/index.php
また、TGIAC 2018(THE GREAT INDIAN AQUASCAPING CONTEST)にはバングラディッシュやネパールを含む27の地域から、291作品の応募があり、2018年度はGaurav Singh氏が見事1位に輝きました。

 

TGIAC授賞式

参加者がこのフェスティバルで最も楽しみにしていたTGIAC授賞式。エリア賞、観客賞の受賞者、そしてTGIAC上位3名それぞれへの表彰と受賞作品の展示が行われました。受賞作品を実際に間近で見る事ができ、参加者は大興奮の様子でした。
ネイチャーアクアリウムフェスティバルでは、様々な方法でネイチャーアクアリウムホビーを祝い、これからの更なる盛り上がりに向けて一致団結し、大盛況のうちに幕を閉じました。

 

RELATED POSTS

2019.07.03マレーシアの水草レイアウト事情 -ショップ編-

連載:NATURE SCENES

2019.06.25植物総合イベント「天下一植物界」レポート

POPULAR POSTS

2021.12.10GREEN information #4「植物育成を長く楽しむために」

2021.05.14Enjoy DOOA「静かな陰に隠れた多様な植物で表現する原生林の自然感」

2021.04.30DOOA STYLE #9 遠くリベリアの奥地、マノ川支流のほとりを見つめる。

2021.04.02Enjoy DOOA「西アフリカの幽々たる清流に思いをはせる」

2021.03.26DOOA STYLE #8 自然の時を育てる。

2021.03.19HOW TO ENJOY TERRA BASE PART10 「テラベース作例 3」

VIEW SCROLL
SEARCH