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水景ワード Keyword 05 「小さく見せないレイアウト」

美しい水景をデザインするためには、基本となるポイントがあります。このコーナーでは、それらをキーワードとして取り上げ、水景クリエイターが解説していきます。水景の理解を深めていきましょう。
水槽のなかに壮大な自然を表現する際に、大型の水槽が必要であるとは限りません。スペースが狭い場所でも楽しめる小型水槽でも、ポイントを押さえることによって迫力のある水景をつくることができます。小さな空間に複数の見所をつくるために、素材の迫力を活かしながら丁寧につくりこむことが重要です。

構図の組み方を工夫

水槽サイズ/W30×D18×H24(cm)
遠近法で奥行きを出す
大小の流木の配置で遠近感を出し空間を広くみせています。また、木の角度と化粧砂の敷き方で消失点をつくりだし、視線が中央へ誘導されることにより奥行きを演出しています。化粧砂を使うと、底床を薄く敷くことができるので、縦の空間をより広く見せることができます。

配植を工夫

水槽サイズ/W30×D30×H30(cm)
多様な植栽
全体が単調にならないように、多種の水草で構成します。葉が小さく細かいものを選ぶと窮屈さを感じることがありません。強い印象を与える赤い水草は散らして植栽することで混生した自然観を表現できます。

素材の質感を工夫

水槽サイズ/W20×D20×H20(cm)
素材の個性を活かす
空間を狭く見せないために細かい表情の素材を選びます。石の場合は凹凸のはっきりとしたものを選び、流木の場合は枝が細く枝分かれの多いものを選択します。泳がせる魚もサイズの小さい種類にすると良いでしょう。
細かい表情で凹凸のはっきりした石

 
表情に起状が少ない石

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