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システムでタノシム 第3回「環境づくりを楽しむ」

手軽にレイアウトと植物の育成が楽しめるDOOAのシステム水槽。その日常管理をNAC部屈指のメンテナンス技術者 柴田が実践を交えながらご紹介。今日も管理やってます!

植物が生長しやすい環境をつくる


植栽する植物によって違いますが、順化がうまく行われるとある程度の乾燥や水切れに対する耐性がつきます。植栽直後からウォール周辺の湿度を確保するためミストフローを常時稼働させていましたが、セット後4週間から順化した植物が乾燥しすぎず濡れすぎない、生長に適したルーチンに変更しました。また、ウォール部分に水を送るポンプも停止する時間をつくり、佗び草マット内部の嫌気性細菌の増殖とラン藻発生のリスクを抑制しています。この方法は昨年、NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYOで展示されたネイチャータワー360°のシステムにも採用し、ウォール部分のモスの生長に大きな効果をもたらしました。
DATA
照明時間:8時間(9:00~17:00)
CO2:CO2ミニカウンターで1秒2滴
ポンプ:2時間に1回10分間ポンプ停止(ミストフローも同時に停止)
換水:週に1回4L
水質:
COD 2
NH4 0.2≧
N02 0.02≧
N03 5
PO4 0.02
TH 50
pH 6.4
Point 01 システムをパワーコード S-70で管理
照明、ポンプ、ミスト、CO2添加の稼働をパワーコードS-70で一括管理。レイアウトの状態に合わせてルーチンを更新していきます。

 
佗び草マット断面図
❶常時通水している状態。マット内は水が多く、空気が少ない。
❷水を切ることで、植物の根張り促進を図る。
Point 02 ウォール部分の水分量に変化をつける
水が抜け、空気が通ることで植物の根の周りの好気性細菌の増殖を促すとともに、根張りを促進しています。

 
下草の生長が振るわないため、ソイルの特徴を生かすための植栽範囲変更を検討。

SERIALIZATION

“システムでタノシム”

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