DOOA STYLE #21 水草の香りを楽しむ
アクアリウムに用いられる水草は色形に富み、水中の姿は柔らかく揺れ、見ているだけで心が和みます。ですが今回は、見るだけではない水草の楽しみ方をご紹介します。オープンなレイアウトに最適なネオグラス エア30×18×12(㎝)にトロピカルリバーサンドを敷き、万天石を並べました。そこに佗び草が茂り、過ぎ去る夏を思い出させるようなレイアウトになりました。よく目にするようなシンプルなレイアウトですが、ここでは香りの強い水草で構成された「佗び草かおる 6.5Ø」を用いており、夏のイメージを増幅させるのに一役買っています。もちろん他にも香る水草はあり、ここでは佗び草オーストラリアン・ヒドロコティレを中景草として添えることで、レイアウトに自然味をプラスしています。紙面で香りを届けられないことが惜しいのですが、水草を香りで楽しむこともひとつのDOOA STYLEなのです。
DATA
■ネオグラス エア W30×D18×H12(cm)
■トロピカルリバーサンド
■万天石
■佗び草 かおる 6.5Ø
■佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ 5Ø
■ネオグラス エア W30×D18×H12(cm)
■トロピカルリバーサンド
■万天石
■佗び草 かおる 6.5Ø
■佗び草 オーストラリアン・ヒドロコティレ 5Ø
シトラスの香りに似たウォーターバコパやカーナミン、さわやかさのアンブリアやベトナムゴマノハグサなど水草の香りに注目し、新たなアプローチで楽しむ佗び草が登場。
葉裏の紫が魅力的なニューオランダプラント(写真左)やアンブリア、ハーブとしても知られるカーナミン(写真右)などさわやかに香る水草は意外にある。水中葉よりは水上葉の方が強く香るため腰水から抽水で楽しむのがオススメだ。
何もせずともほのかに香るが、トリミングすることでさらに強い香りが放たれる。これが佗び草の生長やメンテナンスを待ち遠しくする。