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DOOA STYLE #14 構図素材のないパルダリウム

今回は多方面から美しいジャングルプランツの姿を眺められるように、あえて構図素材を使用せずにレイアウトを施した作例をご紹介しましょう。この場合、植物それぞれの生長スピードや生長方向、草丈を考慮したうえで植栽バランスも工夫しています。また下草には密度コントロールがしやすく色味・サイズの異なる4種のフィカスを用い、四方どの方向から見ても、バランスよく見えるように個性的なジャングルプランツを配植しました。水槽という限定された空間ですが、熱帯雨林の野草盆栽を仕上げるような感覚で制作も楽しめました。個性的な植物の集合であるため、バランスの取り方はどこか花を生ける感覚にも似ているような気がしました。いずれにしても、それぞれの植物のことを理解したうえで楽しみたいスタイルの一つです。
中心にはアグラオネマ・ピクタムを構えた。迷彩色が放つワイルドな魅力が、レイアウト全体をまとめている。
DATA
■ネオグラス エア W30×D30×H45(cm)
■ジャングルベース、ジャングルソイル
■植物
フィカス・ビローサ
フィカス sp. Murung Raya
フィカス sp. Sabah-4
フィカス sp. Aceh Sumatera
アルディシア sp. ピンクエッジ
ラビシア・プミラ
ラビシア sp. Riau
ラビシア sp. マレーシア産
アグラオネマ・ピクタム
セラヂネラ・ピクタ

制作 岩堀 康太
シダの仲間を入れることでジャングル感が増す。シダの中でも、セラギネラ・ピクタは個性がありよいアクセントにもなる。

 
ラビシアの生長スピードはとても緩やかだ。生長が早いフィカスの仲間を適宜摘み取り、株が埋もれないようにしたい。

 
ピンクのセンターラインが魅力のラビシア・プミラ。生長とともに、葉縁の鋸歯は目立たなくなっていくようだ。

SERIALIZATION

“DOOA STYLE”

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