DOOA STYLE #18 小さな器で水生苔を
今回は、ガラスポット MARUで水中苔を育てる小さなアクアリウムをご紹介します。近年、園芸店やSNSなどでも小さな器で陸生苔を楽しむテラリウムをよく見かけます。多様な陸生苔の表情は可愛らしくもあり、粛然たる雰囲気を漂わせています。一方、水生苔では半透明な葉やふわりと伸びる姿から、柔らかさや水中感など陸生の苔とは異なる独特な雰囲気を味わうことができます。ここで紹介しているオレゴンリバーモスは、小さな溶岩石にテララインで巻き付けています。制作自体は10分程度ででき、メンテナンスも手軽です。生長は緩やかなのでトリミングは頻繁にする必要はなく、換水は週に一度、1/3程度(コップ一杯くらい)で済みます。また、モスと相性の良いカラーシュリンプを入れることで、小さな器の中が少しだけにぎやかになりました。
DATA
■ガラスポットMARU
■トロピカルリバーサンド
■オレゴンリバーモス
■レッドファイヤーシュリンプ
■ベルベットブルーシュリンプ
■ガラスポットMARU
■トロピカルリバーサンド
■オレゴンリバーモス
■レッドファイヤーシュリンプ
■ベルベットブルーシュリンプ
マグネットライトGに照らされた透き通ったモスグリーンと酸素の気泡が美しい。ガラスポットMARUはその形状から、水中のものは実物よりも大きく観察することができる。
カラーシュリンプは見映えする赤色や、目立ちにくい青系などバリエーションが豊富で、藻類対策にもなる。ガラスポット MARUの容積では3匹もいれば十分。
多様なモスの表情とカラーシュリンプを眺めながら束の間のチル。小さな器なので複数並べて楽しむのもおすすめ。
レイアウトでの巻き方とは異なり、しっかりと石に固定するように3、4周くらいでよい。生長点を巻き込まずに不ぞろいに飛び出させるとふんわりと仕上がる。