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システムでタノシム 第10回「育成を楽しむ」

手軽にレイアウトと植物の育成が楽しめるDOOAのシステム水槽。その日常管理をNAC部屈指のメンテナンス技術者 柴田が実践を交えながらご紹介。今日も管理やってます!

「佗び草ミスト」で植物を健康的に育生する


「システムパルダ 30」は陸生植物でレイアウトを構成しているため、液体栄養素は「佗び草ミスト」をメインに使用しています。「佗び草ミスト」を葉面全体に散布することで水分の補給ができ、蒸散が活発に行われるようになります。適度な水分量によって蒸散が促進されると二酸化炭素を取り込む効率も上がり安定した光合成が行われるようになるのです。ガラスケース内の湿度を把握して「佗び草ミスト」を効果的に使用し、水分と栄養素を上手に与えて植物を健康的に育生しましょう。また「佗び草ミスト」の持つ香り成分は、害虫の忌避効果が期待できるところもポイントです。
DATA (制作から10週間)
パルダライト 30:8時間点灯
ミストフロー:1時間作動→30分停止の繰り返し
サーキュレーションファン 40:ミストフロー停止10分前に作動→ミストフローと同時停止の繰り返しボックスへの給水:5日に1回2ℓ

 
Point 01 葉に栄養を与える
「佗び草ミスト」で植物に栄養と水分を与えます。毎日の散布時に植物の健康状態も同時にチェックして散布量を調整。
葉の表面だけでなく気孔の多い裏面へも散布します。

 
Point 02 花芽の処理
ジュエルオーキッドは花よりも葉の美しさが観賞の対象となりますが、やがて花芽をつけます。
開花まで楽しむならそのままに、そうでなければ早目にカットしたほうがよい。

 
Point 03 増えた植物は適度にトリミング
水中での水草育生と同様に増えすぎた植物はトリミングをして量や形を調整し、レイアウトとしての景観を崩さないことが大切です。
生長の速いツタ類は他の植物を飲み込まないように積極的なカットがおすすめです。
苔類は摘み取ったものを植え足して無駄にせず美しく保っています。

SERIALIZATION

“システムでタノシム”

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