LAYOUT 2022.06.24
DOOA STYLE #19 シンプルに整理された植物観賞スタイル
植物そのものを観賞するためのレイアウトは、可能な限りシンプルにします。基本的には一器一種(ひとつの器に1株、もしくは1種の植物を植えること)で完結させるのが良いでしょう。ネオグラス エアは、一貫してシャープでありながら違和感なく浮遊感を生むデザインです。中で育成された植物に夢中になれるのは透明度の高い高品質ガラスの賜物です。今回のメインを飾るティランジア・ビフローラは、アンデス山脈沿いの熱帯雨林に分布し、主に樹木に着生しています。ポイントは水やりのタイミング、やや厚めに敷いたジャングルベースと表面の細かな山水石です。細かな山水石を表面に敷くことで、無骨さを醸し出しながら株元の通気性を向上させています。ネオグラス エアの側面が曇らない程度にガラスフタをスライドさせて蒸れを防ぎました。
DATA
■ネオグラス エア 20×20×30(cm)
■ジャングルベース
■ジャングルソイル
■山水石
■ティランジア・ビフローラ var.クルビフォリア
■ネオグラス エア 20×20×30(cm)
■ジャングルベース
■ジャングルソイル
■山水石
■ティランジア・ビフローラ var.クルビフォリア
褐色ドットが不規則に散りばめられた魅力的な葉。ブロメリアの仲間は枯葉をあえて見せる場合もあるが、高湿度下でのカビ発生の要因にもなるため適宜除去する。
この育成スタイルでの水やりの回数は月に1、2回と少なくても良い。普段は佗び草ミストで十分だ。
植物に溜まっている水が無くなっていたり、ジャングルソイルが乾いていたら壺に溜めるように水をやります。あふれるくらいにやっても良いが、ジャングルベースが浸ってしまわない水位でとどめよう。